心の中に軸がないからぶれるんだ！

      最近カウンセリングの仕事が忙しくて、かつ周りに、気が強い人ばかりがいて本当に疲れが溜まってます。強気な人の前にいたら、ついに自分が弱いなと感じていました。こんな状態だったらこの仕事ができないだろうな、本当に情けないと自分もそう思っていた。

　　一昨日、イラクトレックスジャパンの社長にしてる友たちに会いました。初めて彼に逢った時、彼はリーダーのオーラが持っていた、優しい顔をしてるけど、きっと強気な人だなぁと思っていた。何回付き合ってから、やはり、私の判断が正しいと分かりました。一昨日彼に逢った時、ストレスが溜まってる私はついに弱気な質問が滑り出した。

　　「あんたは強いと思う？」

　　「そうですね、僕は強いよ。」

　　「私は？私も強い人ですか？」

　　「あんたはね、不安定なところがある。」

　　さすが私より20歳上の社長です、彼の前に私が透明人間みたい、なんでも見抜かれてしまった。

　　「でも、なぜそう思うの？」

　　「僕は毎日ほぼ同じ時間であんたにメールを送る、あまり変わらないだろう？お前の返事は早かったり、遅れったりして、かなりその日のムードに影響されてる、それは不安定ですよ。」

　　なるほど、些細なところで、私が安定感がないことをばれてしまった。つまり、安定感がないことイコール私は弱いんだ。

　　この会話のきっかけで、一昨年伊東先生の授業の事を思い出した。私は割に覚えが早い人と先生に言われた、でも難しいステープを学ぶ時なんかトラウマがあるような、とにかく弱すぎる。

　　一週間かけて練習をして、完璧に踊れるはずなのに、先生の前でついついミスが出てしまった。「心の中に軸がないからぶれるんだ！もう一回やり直し！」。また怒鳴られちゃった、悔しい心境がありながら、先生にそんな大声で怒鳴ることに不満の方がもっと重かった。伊東先生の授業でちょっとミスがあったらやり直しされるのはほとんどでした。いつもいつも楽しいダンスを期待してるのに、結局悲しくなるのは多かったです。

　　つい最近私と同じ状況の生徒さんの話を聞きました。私と相談していた人は生徒さんの先生でした。授業中、あの子を見過ぎると彼女が緊張しちゃう、無視のふりをすると、彼女ががっかりになりそうで、本当に手が焼いてるなと先生に言われました。まさか、あの子は私自分と同じ様な気がする、どうすればいい？私自分もそんな時上手く乗り越えられなかったのに、どんなアドバイスをあげればいいの？明らかに、その時、自分が自信がないことが分かってるのに、でもね・・・・・・

　　再び、伊東先生の話を思い出しました。「心の中に軸がないからぶれるんだ！」その軸はなんなの？間違えなく自信の事だとわかってる、でもどんな解決法を出す？同じ質問を中国人の先生、日本人の先生と社長に聞きました。中国人の先生はほとんど同じ応えでした、先生の教え方が間違ってる、生徒さんにリラックスさせて、自信を持たせるべきだと教えました。正直に言うと、私も同じ考えですが、社長と日本人の先生達は全く反対の応えが出てきた。鍛えてるのはダンスのステープだけではなく、精神的な強さなんだ！生徒さん自分の弱みを意識させて、しっかり磨いてあげるのは先生のお仕事だ。そうすればどんな時、どんな場面でも自分を完璧に表現できるはず。日本人の先生達の話を聞いたら納得できるよね。弱いのは修業が足りないことなんだ。

　　こんなことをもっと早く気ついたら良かったのに、そうすれば伊東先生からもっとたくさんの物を勉強できるはず。素直に自分の弱さを直面することも大事なことでしたと今気付きました。